はんだ付け専用ロボット LETHERシリーズ
独自性
はんだ付け専用ロボット LETHERシリーズ
はんだ付けは「0.1秒が非常に長い時間」、「はんだは生き物」と言われる世界です。そのシビアなはんだ付けの自動化を目指し、はんだ付け”真”理論を確立しました。そしてその実現のためにロボットをはじめ、ハード・ソフトの独自開発をおこない「専用ロボット」を生み出しました。
現在、はんだ付けの新境地と呼ばれるクオリティにより、長年に渡り多くのお客様にご愛顧をいただいております。
- はんだ付けに特化したロボット・ソフト自社開発
- MEIKO・LETHERシリーズ はんだ付け専用ロボット
- 満足を超えた、はんだ付けの新境地
- 30年以上・約2000式の納入実績
市場のニーズと“真”理論
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手はんだ付けによる市場クレーム
作業者によるはんだ付けは、ワークに当てるコテ先の位置・角度・加熱時間、はんだの量やタイミングが毎回異なります(同一にできない)が、結果はそれなりの仕上がりとなっています。しかし、この悪い点は、たとえ不良部品であったとしても、作業者が器用にはんだ付けしてしまい、それが検査をすり抜け市場に出たあと問題を起こしてしまう、といった潜在的なリスクがあります。
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品質の再現性がないロボット
そういった背景のもと、「安定したはんだ付けができる」と多くのロボットが導入されてきていますが、実際には品質がバラつく等といった想定外のトラブルが発生し、今もなお多くの生産現場が苦労しているのが実状です。
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はんだ付け専用ロボット
メイコーは、ロボットの長所である「再現性」「タイミング」「動作」に着目し、30年以上にわたる「ロボットによるはんだ付け」の研究から独自の理論「はんだ付け”真”理論」を構築し、それをこの「はんだ付け専用ロボット」で実現しました。
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はんだ付け“真”理論
具体的には、①独自のはんだ送り機構(ダブルモーター化、はんだの二段階送り、ロボットからのダイレクト制御)、②ロボットアームの軽量化設計による高速化、③ワークに合わせたコテ先ユニット(800種類:コテ先角度同一仕様)など、長年にわたる独自の研究による成果を取り入れています。
はんだ付けの“真”理論 5つの例
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1. はんだ送りのダブルモーター化
はんだ供給を2つのモーターを用いて実行
- 供給タイミングやスピードの安定化が実現
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2. アームの軽量化
アーム自社設計
- 軽量化を追求し、高い機敏性を実現
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3. 自由自在なコテ先アプローチ
ロボットとコテ先の一体化
- X・Y・Z・θ同時制御により、コテ先の自由自在なアプローチが可能
- ①スピード微調整OK
②アプローチ経路設定OK
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4. コテ先角度の固定
専用ロボットの総合力が実現する、コテ先角度の固定化
- コテ先角度:約60° コテ先実績:800種
- コテ先のはんだ・フラックスが生きた状態
- コテ先のカット面を変えるだけで、はんだの流れコントロールが可能に
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5. ロボット専用ならではの機能
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ティーチングBOX機能
①ダイナミックエディター
- はんだ量、加熱・予熱時間など
BOX操作にてリアルタイム更新
②ピッチコピー
- 等間隔のワークに対する設定簡略化
(最初と最後のポイントの条件 + 合計数)
- はんだ量、加熱・予熱時間など
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Winアプリ 置換・検索
①各命令ごとに色分け
- プログラム行“色”の条件キー化。
- 検索および置換機能との相乗効果。
②“倍率指定”機能
- はんだ径の変更時など、各パラメータ一括変更に威力
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はんだ戻し設定不要。はんだ溶かし量の設定のみでOK
(戻し量はバックグラウンド管理)【シーケンス例】
①はんだ供給後、戻す(戻し量)
②溶かす量のはんだを送る(溶かし量)
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