MEIKO早わかりメイコー
メイコーを知らない方にもわかりやすいよう、
事業について簡単にご紹介させていただきます。
メイコーのプリント基板は、みなさまの身近にある
エレクトロニクス製品に用いられています。
自動車・情報通信・産業機器・アミューズメント・
ホームアプライアンスの分野において、
メイコーはお客様のさまざまなニーズを踏まえながら
多種多様なプリント基板を製造し、
みなさまの生活に貢献しています。
1974年10月、現社長・名屋佑一郎が名幸電子工業(現㈱メイコー)を創業。当時、名屋宅の庭にあった十坪ほどの小屋を整備し、パターン設計、スルーホール基板の製造を開始しました。NCマシンがあるわけでもなく、穴あけはすべて手作業、めっきは外注に出していました。1979年に「スペースインベーダー」と呼ばれるシューティングゲームが大流行し、ゲーム基板を提供することで大波に乗り業績の急上昇が始まりました。
マルチビデオプロセッサーなど斬新なアイデアから活発に新製品の開発がおこなわれました。1982年に山形名幸電子㈱(現㈱山形メイコー)を設立し、1984年には福島工場の工場用地を確保、1985年には一度も後退することなく創立10周年を迎えました。しかし、同年プラザ合意により円為替レートが急騰、初めての計上赤字を記録。そこで自動車関連での将来性に着目して受注獲得の努力を始め、この大波を乗り切りました。
景気の急変で稼働が先延ばしになっていた福島工場が操業開始。1991年に会社名称を現在の「株式会社メイコー」へ改称しました。同年、バブル崩壊による円高進行の影響で、業界全体が職人芸的な仕事から多額の設備投資を必要とする装置産業へ変化していきました。これに対応すべく山形工場、福島工場で量産体制を整え、為替変動に左右されない安定した経営を実現すべく、中国への進出を決断しました。
2000年12月に旧JASDAQ証券取引所へ株式公開。翌年2001年には同業他社に先駆けて海外進出を果たし、中国広州工場が完成しました。2004年には高多層プリント基板の量産拠点を確保、翌年には旧宮城メイコーを設立しビルドアップ基板の生産拠点を確保しました。2006年には新たに中国武漢工場も完成。2008年に米国サブプライムローン問題の影響でリーマンショックが勃発するも黒字利益という快挙を遂げました。2009年にベトナムEMS工場が稼働を開始。同年に独シュバイツァーエレクトロニック社と業務提携を開始しました。
2011年の東日本大震災では宮城工場が津波で被災し、福島工場が原発事故の影響により稼働休止に追い込まれました。苦しい中でも稼働再開を目指し懸命な活動を続け、2011年中に福島工場、2013年に石巻分工場(旧宮城工場)が復旧を完了しています。海外においては、新たな量産工場をベトナムに2工場設立し、拡大するスマートフォン向けプリント基板への需要に応えられる体制を整えました。2015年には福島工場敷地内に太陽光発電所「メイコーソーラーパーク福島」を開設、太陽光発電事業をスタートしました。
メイコーではプリント基板の
設計・製造技術を軸に、
EMSから各種メカトロニクス開発まで、
お客様のニーズに合わせた柔軟な
ご提案が可能となっております。
プリント基板 設計・製造
私たちのメイン事業であるプリント基板製造では、時代のニーズに合わせてさまざまな製品に使用される基板をオーダーメイドで製造しています。自動車など完全自動運転の本格化に向け安全走行を実現させる信頼性の高い基板や、スマートフォンなどデジタルデバイス向けの高密度・高性能の基板などを中心に、民生機器、産業機器、医療機器、アミューズメント機器など幅広く対応しています。
EMS 実装・組立
基板製造から部品実装・組立までを一貫しておこなっており、オリジナルのはんだ付けロボットの開発・導入により高い品質と短納期での納入を可能にしています。基板製造工程と部品実装・組立工程が隣接しているため、運送費の削減や運送事故のリスク低減にも貢献します。
各種メカトロニクス製品 開発・製造
基板製造から得たノウハウを最大限に生かし、各種メカトロニクス製品の開発・製造をおこなっています。ベトナムを拠点に現場の困りごとを解決する自動化設備やIoTシステムの開発・製造から、アフターフォローも充実したサービスをご提供しています。
映像関連機器 開発・製造
1981年に世界で初めてメイコーが開発した「マルチビジョンシステム」は防災センターや、駅や空港などの大型表示システムに採用され、さまざまな情報管理に非常に大きな効果をもたらしてきました。ハードウェアに加えお客様のご要望に合わせたソフトウェアの開発まで、システムソリューションをご提供しています。
メイコーでは、(株)リコー様の新事業である「リコーフューチャーハウス」へ教材提供をおこなっています。「リコーフューチャーハウス」は家をデザインコンセプトにしながら、地域・まちとともに未来へ向けたビジネスを創造する場です。3階には将来の科学者・技術者を育てる小中学生向けの科学技術体験学習施設があります。この学習施設では、電子工作をおこないロボットを作るなどのワークショップが開催されており、その中ではメイコーのプリントが使用されています。地域・まちへの貢献の一環として、特別にプリント基板の無償提供をおこなっています。
メイコーは、福島工場の東日本大震災および原子力発電所事故からの復興と、再生可能エネルギーの導入による環境負荷低減を通した地域と社会への貢献を目的として、福島工場敷地内に太陽光発電所を建設し2015年6月より発電を開始しました。この発電所の稼働によって、東日本大震災以降福島県と広野町が積極的に進めている再生可能エネルギーの普及活動と地球環境と持続可能社会の形成に貢献していく計画です。
トヨタ自動車広瀬工場様より納入品質優秀賞をいただきました。「納入部品不具合ゼロ」の達成による受賞となります。
パイオニア株式会社様のサプライヤーカンファレンスが開催され、2018年最優秀サプライヤーとして表彰されました。
日立オートモティブシステムズ株式会社様より、リジットフレックス基板(FR4フレックス)共同開発による製品競争力強化への貢献が評価され、BestPartner賞特別賞をいただきました。
富士ゼロックス株式会社調達パートナーフォーラム2018にて、メイコーはPremierePartnerに認定され、これで8年連続の認定となりました。